会社がやばい!転職を考えたほうがいい会社の兆候
最終更新日: 公開日:2016.11.08
会社は入社してみないと本当のところはわかりません。
企業の業績、事前の面接、職場見学などで何となくの雰囲気はわかりますが、実際に入社して働きだしてみないとわからないものです。
僕もそうでした。
新卒で一部上場企業の子会社に入社。待遇も福利厚生もよく「しばらくゆっくり技術を磨ける」と思ったものの、配属された部署がブラック部署でパワハラ・モラハラの嵐。
結局、入社10ヶ月で転職しましたが、今ではその時の決断が大正解で充実した社会人生活を送っています。
今回は、僕の転職経験を踏まえた上で、転職を考えたほうがいい会社とそのときにやるべきことをご紹介します。
目次
転職を考えたほうがいい会社
明らかな法律違反や犯罪行為をしている会社は論外ですが、今回はそれ以外で辞めた方がいいポイントをご紹介します。
- パワハラ、モラハラがひどい
- 中堅社員がどんどん辞めていく
- 仕事が減ってきているのに社長が何もしない
- なんとなく「この会社やばい!」と感じる
パワハラ・モラハラがひどい
パワハラ・モラハラがひどい職場はすぐに辞めるべきです。
あなたの会社が大きな会社で、何年か我慢すれば部署が変わるかもしれないと思っていたら大間違いです。
我慢している何年か、あなたは全く仕事も技術も身につきません。
よく「我慢した先に得られるものがある」なんて言いますが、それは結果論に過ぎません。
確かに危機的状況を突破すれば、ピンチの耐性はつくのかもしれません。ですが、パワハラ・モラハラなどは本来あってはならないこと。もし我慢している期間に「うつ病」などの心の病を発症してしまったら取り返しがつきません。
うつ病は厄介な病気です。
パワハラ・モラハラから解放されても心に負った傷は根深く、普通の職場に配属されても、朝気持ち悪くて起きられなかったり、やっと会社に行っても具合が悪くなるといった人が多いのが現状です。
パワハラ・モラハラを我慢しても、何一つ得られるものはありません。
すぐに転職を考えてください。
中堅社員がどんどん辞めていく
入社10年以降、30代~40代の中堅社員は会社の主力です。
その会社の主力である中堅社員がどんどん辞める状況は、いい状況ではありません。
- この会社には未来がない
- 待遇、給与が全然上がらない
- 上が詰まっていて出世できない
- この会社にいなくても何とかなる
こう思うからこそ辞めていくんです。
少人数なら仕事が合わないとか家庭の都合などもありますが、中堅社員がどんどん辞める状況は普通ではありません。残るのは使えない定年間近の窓際社員と、若手のあなたたちだけです。
中堅社員の行動は、その会社の良し悪しを映します。
中堅社員がどんどん辞める会社なら、転職を考えてもいいでしょう。残れば残るほど不利になっていきますよ。
仕事が減ってきているのに社長が何もしない
仕事が順調なときならいいんです。
やりたい放題やられるとムカッとしますが、それでも順調に回っていて給料が貰えるなら問題ありません。
ですが、仕事が減ってきているのに社長が何もしない、危機感がないというのはやばい状況です。
会社は、順調なときは徐々に上がり、転落するときはあっという間です。
社長に危機感がないのか打開策がないのか、とにかく、危機的状況を察知できない会社に未来はありません。そのままだと会社と心中する確率はかなり高くなります。
なんとなく「この会社はやばい!」と感じる
自分の直感は結構重要です。
危機的な状況を察知するというか、自分が「やばい!」と思うときは、ほとんどの場合でそのままだと状況は悪化していきます。
人にとってはやばくなくても、あなたにとってはやばい。
そういうことは社会人になると往々にしてあります。
ぜひ、自分の直感を信じてみてください。
今までの人生経験から、頭や体が「このままだとやばいよ」とサインをくれているわけです。
会社がやばいと感じたときにやること
「この会社はやばい!」と感じたときやるべきことをご紹介します。
身近な人に相談する
まずは身近な人に相談しましょう。
会社の先輩に話せれば会社の先輩、会社の同期、大学時代の先輩や同級生。
また、自分の親だったり、親戚でもいいかもしれません。
人に相談することで以下のようなメリットがあります。
- 社会人の先輩のアドバイスが聞ける
- 人に話すことでスッキリする
会社の先輩、大学の先輩、自分の親。
みんな社会人としての先輩であり、いろいろな経験をしています。
今の自分の状況や考えを話すことで、何らかのアドバイスがもらえるはずです。
僕は社会人1年目にブラック部署で悩んでいたとき、大学の先輩に相談しました。
そのときに「社会人1年目で転職したからって悪くなることは絶対にない。むしろ若くて大事な時期にブラック部署で時間を潰すのがもったいない。すぐに行動しろ」と言われて踏ん切りがつきました。
また、単純に人に話すことでスッキリするというのもあります。
悩みは愚痴は聞いてもらえるだけで気分が解消されます。解決策がなかったとしても、友達などと悩みを共有することは大事なことです。
転職情報を集める
転職をすぐに考えるなら行動を起こしたほうがいいし、悩んでいる状態でも、転職情報を集めることは重要です。
転職情報を事前に集めておくことで
- 悩んでいることを他の人と共有できる
- いつでも転職できるという安心感
- 自分の仕事の適性がわかる
というメリットがあります。
ネットで調べだすと、職場で悩んでいる人は結構いるし、転職サイトなどでは、実際に職場や転職で悩んでいる人と情報を共有することができます。
最新の転職事情に触れておくことで、「いつでも辞めてやる」とある意味開き直って悩みが軽くなることもあります。
また、自分の仕事の適性を調べることができるサイトを利用するのも有効です。
僕が利用した転職サイト「リクナビNEXT」には、グッドポイント診断というサービスがあります。
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