【就活生必見】採用面接で印象をよく見せる方法
最終更新日: 公開日:2017.01.11
就職活動を控えた大学生はこれからが本番ですよね。自分の希望する企業に入社するためにこれから対策をいろいろ考えると思います。
2018年卒業予定の大学生は、2017年3月から就職市場が解禁されて、企業へのエントリーや説明会が開始されます。試験や面接が始まるのは2017年6月からです。
今回は、今年就職活動を迎える就活生向けに、一般的な企業の採用の流れと採用面接で印象をよく見せる方法をご紹介します。
新卒での就職・転職・採用人事を経験した僕が思う「印象のよい就活生」のポイントがご参考になればと思います。
目次
就職活動の流れ
一般的な企業の就職活動は
- 説明会エントリー
- 企業説明会
- 就活エントリーシート(履歴書)作成
- SPI、筆記試験
- 面接
という流れで進みます。
説明会エントリー
就職市場が解禁になると、まずは企業の説明会エントリーから始まります。
今はすべてネットの「就職サイト」からのエントリーです。全国の企業が登録しているので、ほとんどの就活生が利用します。就職サイトについてはエントリーだけではなく、就活に関する情報や就活のコツなどの情報も豊富なので、複数登録して情報を集めておくといいでしょう。
説明会を行わずいきなり採用試験のエントリーを受け付ける企業もありますが、一般的には「説明会のエントリー→説明会参加→採用試験のエントリー権獲得」となります。超人気企業になると説明会のエントリーをするだけでも競争率が高くなります。採用試験の入り口が説明会参加になるからです。
企業説明会
説明会のエントリーが終わると、実際の企業説明会に参加となります。自社で行う企業もあれば、セミナー会場などを借りて行う企業もあります。
説明会では、企業が自社の取り組みや仕事内容などの概要をざっくり説明します。ここで気になること・わからないことがあれば素直に質問しましょう。できるだけ良い企業を探したい人は、説明会で見切りをつけるのもポイントです。
ですが、目立とう(印象に残そう)と思って無理やり質問したり、わざと業種や企業のことをわかっているかのような狙った質問は不要です。
説明会は説明会であり、それ以上でもそれ以下でもありません。そこでのアピールは不要です。採用人事を経験した僕から見れば、むしろ説明会でわざと狙ったような質問をする就活生は印象が悪くなります。
エントリーシート(ES、履歴書)作成
エントリーシート(ES、履歴書)による選考は、就職活動の第一関門です。人気企業になると、エントリーシートの選考段階で結構な人数がふるい落とされます。
とはいえ、そこまで構えたり不安になることはありません。2つのポイントを守り忠実に書けば印象はぐっと良くなります。
その2つのポイントとは
- 結論を先に書く
- 結論に至った経緯を具体的に書く
といったことです。
例えば自己PR文において
「私はチームの中心となり問題を解決する自信があります。学生時代所属した音楽サークルでは、個性がぶつかり合う雰囲気の悪いチームでしたが、私が中心となり月1回のミーティングを設けて、サークルの良い点・悪い点を個人で出し合い、悪い部分については改善案も提示させることのよって、具体的な改善がスムーズに進み、チームの運営を円滑に進めて演奏会の開催を成功させました。」
といったような書き方です。
エントリーシートの書き方については以下のページで細かく解説しているので、興味がある方はご参考にしてください。
SPI、筆記試験
SPIや筆記試験は事前の対策が全てです。逆をいえば、事前に対策しておけば100%力が発揮できる部分でもあります。
面接での対応や人柄に自信があっても、SPIや筆記試験で落ちてしまっては意味がありません。参考書・対策本などを購入してしっかり対応しておきましょう。また転職サイトでもその年のSPIや筆記試験の傾向と対策を特集しているので参考にするといいでしょう。
面接
SPI、筆記試験を通過すると、いよいよ採用面接となります。
採用面接は企業によって異なりますが、一般的には以下のような流れです。
- 一次面接(採用担当者)
- 二次面接(採用担当者と部長クラス)
- 最終面接(取締役、役員クラス)
もちろんもっと少ないところもあれば、三次面接、四次面接があるところもある、面接で実技があるとこもあるので、企業による内容は事前に転職サイトでよく調べておきましょう。
採用面接で印象をよく見せるための方法
就職活動の一連の流れをご説明しましたが、ここからは採用面接で印象をよく見せるための具体的な方法を掘り下げていきます。
就職・転職・採用人事を担当した僕が感じる部分であり、どれも重要なことなのでご参考になるかと思います。
外見は普通が一番
採用面接で一番重要なのは「外見と第一印象」です。意外に思うかもしれませんが、面接という短い時間では第一印象がとにかく大事です。これは実際に働きだしてからも重要だからです。
よく印象を残すために「人とはちょっと違った外見」にする就活生がいます。スーツの色をちょっと変えたり髪型を変えたり。ですが、ハッキリ言って、人とはちょっと違った外見にしても無意味です。評価が下がることもなければ上がることもありません。印象に残ることもありません。
採用面接で見る外見のポイントは
- 身だしなみがしっかりしているか
- マイナス要因がないか
の2点です。
就職して働くようになると、外見の第一印象が重要になります。
例えば初めての営業先で第一印象が悪いと、相手への印象がマイナスからのスタートになります。いくら自分の会社の商品が良くてもマイナスからスタートはビハインドになります。第一印象が普通ならフラットな状態で商品を見てくれます。これが結構重要なんです。
第一印象というのは、良い部分よりも悪い部分が圧倒的に目立ちます。そのため悪い部分を無くすことを心がけてください。
「スーツの色は、革靴の色は定番、髪型も清潔感が髪型」が正解です。
元気よくハキハキと
採用面接で次に大事なのは「元気よくハキハキと」です。
大声を張り上げろ、ということではありませんが、ボソボソと聞こえないような返答は印象を悪くします。また、わからない質問・自信がない質問がきたときに声が小さくなったり口ごもったりするのも印象がよくありません。
「はい!」という返答は腹から声を出して。
分からない質問がきたときも、回答するときはハッキリと喋る。採用担当は「わからない質問がきたときに、おどおどしたり口ごもらないかどうか」を見てます。これは実際に働きだしてから重要だからです。
わからなくても自信がなくても返答・回答の声だけはしっかりと。回答の内容がいいかどうかは二の次です。
ハッキリとした喋り方はその場でいきなりするのは難しいです。普段の会話でも練習できることなので、普段の会話でも「ハキハキと、ハッキリと」を意識して喋るようにしてみてください。それだけで全然違いますよ。
回答内容は具体的に
採用担当が回答内容のどこを見るかというと「回答内容の具体性です」
エントリーシートの部分でもご説明しましたが、実際に働く場面では、質問・回答・提案・仕事の進め方についても全て具体性が求められます。
そのため、採用面接の問答では
- 質問に対して具体的に回答できているか
- 改善案が提案できているか
の2点に注目しています。
例えば、面接官に
「プロジェクトで納期に大幅な遅延が発生しています。プロジェクトリーダーとしてあなたならどう対応しますか?」
という問いに
「まずは現状の問題点を洗い出してお客に正直に伝えます。遅延の原因がある行程におけるマンパワー不足なら、人を補充できるように上司や社内に働きかけたり外注に委託するなど、解決策をいくつか提示して実行に移します。」
といったような回答です。
回答内容が正解か不正解かは関係ありません。具体的に答えられるかどうかが重要です。ぜひ普段の会話から「具体的に答えられるか」を意識して練習してみてください。
採用面接のまとめ
さて、採用面接で印象をよく見せる方法をご説明してきましたが、外見とか元気よくとかホントかな?と思うかもしれません。面接での受け答えの技を解説しているサイトはいっぱいありますよね。
でも、僕は上記で説明したことを意識して、就活や転職活動で内定をいくつももらってきました。そして自分が働く立場になり採用を担当した経験からも、やはりもっとも重要なのは「外見の第一印象とハッキリとハキハキと」です。
「こう質問されたらこう答える」と想定して準備しておくことは、それはそれで重要です。でも面接で見るポイントは回答内容の正否ではありません。
「わからなくてもハッキリと口ごもることなく具体的に答えるか」
です。
ぜひここを意識して、自分の希望する企業から採用を勝ち取ってください。ご健闘をお祈りしています!
僕が利用した転職サイト「リクナビNEXT」には、グッドポイント診断というサービスがあります。
質問や設問に答えていくだけで、あなたの仕事に対する本当の強みや特徴を診断できるというサービスです。
18種類の自己分析の中から、あなたの長所となる性格や能力を診断してくれるので、次の会社を探すときの参考になるし、応募書類の長所の記入や採用面接のときの「自分の売り」にも活用できます。
分析結果は、以下の画面のようにかなり細かく分析してくれます。
今の会社で続けられるのかな?今の職種は本当に自分に合っているのかな?と悩んでいるときに、非常に参考になるサービスです。実際に僕も、グッドポイント診断の結果を参考にして、うまく応募書類や採用面接を乗り切りました。
自分でも気が付かなかった強みや長所を再認識する意味でも、まずはこういった客観的に分析してくれるサービスを利用してみてはいかかでしょうか?