やりたい仕事が決まらないときに自分の仕事を見つける方法
最終更新日: 公開日:2017.02.11
新卒の就職活動や転職をするとき。
何の職業・職種に就職しようか考えますよね。
でも「やりたい仕事がない」「やりたい仕事が決まらない」という状況に陥ってませんか?周りを見回すと積極的に就職活動してるのに、自分だけ何も決まらないなんて、と。
それはあなただけではありません。
転職サービス会社(リクナビ、マイナビなど)の調査では、ほとんどの人がやりたい仕事が見つからないまま就職活動しているんです。
実は私もそうでした。就職活動を控えた大学3年の冬。改めて「どんな仕事がしたいのか?」を考えてもさっぱり決まりません。できれば働きたくないくらいに考えていましたからね(笑)
今回は、就職や転職を控えて、やりたい仕事が見つからない・決まらない時に、自分の仕事を見つける方法をご紹介します。
目次
仕事の決め方
やりたい仕事が明確にある場合は必要ありませんが、コレ!という仕事がない場合は、以下のような方法で細分化して決めるのが一般的です。
公務員か民間企業か
当サイトのこの記事を読んでいる人で公務員を目指す人はほとんどいないと思いますが、まずは公務員か民間企業かを決めます。
公務員の場合は、遅くても1年くらい前から勉強をはじめて準備する必要があります。
肉体労働かサラリーマンか
民間企業に就職する場合、体を動かす肉体労働か、スーツを着て仕事をする総合職(サラリーマン)になるかを決めます。一般的にはブルーカラー(青い襟・作業着)かホワイトカラー(白い襟・Yシャツ・背広)と言われますね。
総合職(サラリーマン)でも忙しく飛び回る人はある意味肉体労働とも言えなくもないですが、基本的には体を使った力仕事が得意なのか?サラリーマンがいいのか?で方向性を決めます。
大卒なら大体の人がホワイトカラー(総合職・サラリーマン)ですね。
営業か事務仕事か
ホワイトカラー(サラリーマン)でも、対外的(対人的)な仕事を主とする営業職か、事務所やオフィスの中で働くことを主とする事務仕事に分かれます。
一般的に仕事を募集する企業は、営業職か一般職かを分けて募集します。
もちろん在職中に配置転換などで変わる場合もありますが、ほとんどの場合、自分で希望を出さない限り営業と一般が入れ替わることはありません。
給与面では仕事を取ってくる営業職の方が高いですが、その分ノルマがあったりと大変なのかもしれませんね。
技術職か一般事務か
事務所やオフィスの中で働く仕事でも、技術職か一般事務かに分かれます。
技術職はプログラマーや設計士など、ある分野の技術を要する仕事です。専門職とも言いますが、大体の仕事は大学や高校などの専攻とは関係なく、就職してから技術を学ぶことができます。
一般事務は、ファイリング・来客応対・電話応対・物品発注・会議資料の作成・福利厚生などの会社全般の仕事です。また経理や人事なども一般事務と言われることもあります。
さて、
以上のような流れで自分の仕事を決めていくのですが、決まりましたか?
なんとなくの方向性は決まったとしても「この仕事がやりたい!」とはならないですよね。でもそれが普通の反応ですよ。
やりたい仕事がない時の決め方
明確にやりたい仕事が見つからなくても、就職する時期は迫ってきます。
一番の理想は自分のやりたい仕事が見つかることですが、なかなか見つからないものです。そんな中でも、できるだけ失敗しない・後に続けることができる仕事の見つけ方をご紹介します。
IT企業を受ける
IT関連企業を受けてみてください。
昨今は、パソコンやインターネットなどのITの技術が日常的に普及しています。その普及とともにIT関連企業の数も多いです。
ITの技術は、いろいろな職業・職種・会社で潰しが効きます。
- 手に職をつけやすい
- 今後転職する場合も有利になりやすい
- 転職先の幅が広がる
といったように、今後本当にやりたいこと・入りたい会社が見つかったときに、転職を有利に進めることができます。もちろん業界としての未来もまだまだ健在です。
学生のうちの「ちょっとパソコンに詳しい」レベルではなく、仕事として使える「ITの技術」を学ぶ意味でも、まずはIT関連企業に入社することをおすすめします。
大企業(有名企業)を受ける
大企業(有名企業)というのは、一部上場の大企業や、地元でも有名な会社。ひとつの基準としては従業員数ですね。従業員が多い会社ほどいいです。
必ずしも有名企業=良い会社ではありません。有名企業でも良くない会社はあるし、小さな中小企業でも仕事内容・待遇・人間関係が良好な会社もあります。私が今勤めている会社も小さな中小企業ですがとてもいい会社です。
ですが、確率的に言うと「有名企業=良い会社」の確率のほうが高いです。
- 給与が高い
- 福利厚生が充実している
- 社内教育がしっかりしている
- 社会的信用度が高い
- 次のステージを考えたときに有利
といったメリットが多いのは有名企業です。
「会社のネームバリューや給料なんて関係ない、自分の好きな仕事・やりがいを持ってできる仕事を重視したい」とはよく言われます。
確かに、どんな職場でもやりがいを持って充実して仕事ができることが理想ですが、現実はなかなかそうはいきません。特にやりことが見つからない状態ではそれも厳しいでしょう。
やりたい仕事がない状態のときは、できるだけ有名企業に就職して、次のステージに向けてスキルアップしておくこと。
現時点でやりたい仕事がない場合は、この考え方は大事です。
私自身、最初に就職した会社は、一部上場企業の子会社で、地元でも超有名な会社でした。そこでの待遇はあまりにもひどいもので、入社10ヶ月で辞めてしまいましたが、そこに「就職していた」というネームバリューがあったおかげで、次の会社もすんなり転職することができました。
今やりたい仕事が見つからない人は、やりたいことが見つかりそうなときに可能性の幅を広げておくことが重要です。
仕事の適性診断をしてみる
最後におすすめしたいのが、自分の仕事の適性を診断してみることです。
僕が利用した転職サイト「リクナビNEXT」には、グッドポイント診断というサービスがあります。
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